remodel -case study vol.1-

こんにちは、小西です。

 

先日新たに発表いたしましたOne off Cushion cut diamond、想像以上にご好評を頂いております。既にオーダーしてくださった皆様ありがとうございます。

僅かながらまだルースが残っておりますので、気になる方はスタッフまでお申し付けくださいませ。

 

 

さて、本日はremodelの事例をご紹介してまいります。

以前にご紹介したこちらのエピソードが印象的だということもあってか、ますます多くのご相談を承るようになりました。

ダイヤモンドのソリテールリング以外にも様々なデザインのご対応が可能ですので、大切な宝石を生かしきれていないという方のご参考になれば幸いです。

 

remodelはhum JINGUMAE atelier&shopにて受け付けております。

ご希望の方がいらっしゃいましたら、まずはコンタクトフォームよりご連絡くださいませ。

 

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Case.1:H様

 

<お預かりしたジュエリー>

御祖母様から譲り受けられたデザインリング(ダイヤモンド5石)

<デザインのご要望>

ネット上で見つけたhumの過去の品番のようなイメージ

 

御祖母様からリングを貰った瞬間に、humでのリモデルが思い浮かんだというH様。

当初「こんなイメージで」とご提示くださったのは、humで昔展開していたダイヤモンドが5石並ぶリングでした。プラチナの石座にK18グリーンゴールドのアームで、非常に華奢なデザインです。

よくお話を伺ってみると、ご愛用いただいているhumのマリッジリングと重ねて着けたい、という明確なイメージがおありでした。着用時のイメージをすり合わせながら、そしてお預かりするダイヤモンドの大きさも踏まえて、元々は華奢なデザインからリング幅を思い切って太く変更。2本重ねた時にしっくりくるようまとめました。

重ねづけを前提にしたオーダーでしたので、制作するにあたってはマリッジリングも同時にお預かりして、2本のバランスを見ながら進行することに。

平打ちのリングの幅や厚み、粗いヤスリ目を残したマット仕上げ。重ねづけが綺麗に見えるよう細部にこだわり、マリッジリングはこれを機に仕上げ直して、2本の相性がとても良く仕上がりました。

 

 

Case.2:T様

 

<お預かりしたジュエリー>

御祖父様から贈られたダイヤモンドのソリテールリング

<デザインのご要望>

humが保管しているシルバーサンプルの中にあった、トップが六角形のデザイン。六角形→八角形に変更したい。

 

T様の御祖父様は子や孫へあれこれと買い与えるのがお好きだったそうで、ダイヤモンドのソリテールリングを孫全員に一つずつ贈られたのだとか。

その大切なリングをhumにお預けくださいました。婚約指輪の意味合いも兼ねたちょっと特別なお誕生日プレゼントとして、ご主人様に相談されたようです。

普段はゴールド系のジュエリーをご愛用されているT様にとって少し新鮮なテイストになるよう、素材はあえてホワイトゴールドをご提案。humのホワイトゴールド特有の落ち着いた雰囲気はご主人様にも気に入っていただけ、ご成約となりました。

孫を想うおじいさまの心が込められたダイヤモンドを活かし、T様にお似合いのリングをお作りすることができました。

 

 

Case.3:S様

 

<お預かりしたジュエリー>

義母様から譲り受けられた、立て爪ダイヤのソリテールリング(2.29ct)

<デザインのご要望>

日常使いできる片耳用ピアスに作り替えたい。ピアスホールを開けているのは片耳だけ。

 

これまで承った中でも特段大きなダイヤモンドで、しかも片耳用ピアスをご希望という珍しいパターンのご依頼でした。

ご主人様がhumeteチェーンブレスレットをお持ちくださっているものの、S様ご自身でhumのジュエリーをお使いいただいた事はなかったそうです。お手持ちのアクセサリーやジュエリーの写真をお送りくださったので拝見してみると、ボリュームがあり個性的なものやデコラティブなものが揃っている印象。このラインナップを踏まえた上で、2.29ctのダイヤからピアスを作るなら・・・。

担当した職人・森山と店長・古川は過去の品番を参考に、シンプルなフープにダイヤモンドのチャームが揺れるデザインをご提案いたしました。このデザインなら、お持ちのジュエリーの中で一際特別感のあるものになりそうです。

S様からは、「ダイヤモンドがしっかり光を取り込んで輝くよう、裏はオープンセッティングが良い」というご要望がありました。その予定通り進行していましたが、代表・貞清が制作途中で「裏を地金で半球状に覆うクローズドセッティングにしたほうが、ダイヤの大きさも際立つし面白いデザインになる」と感じたようで、急遽デザインを変更。光穴を開ける事でご要望もクリアしました。

完成品をご覧いただくと、貞清のアドリブも含めて大変ご満足いただけた様子。humのセンスに信頼を寄せてくださりお預けいただいた大切なダイヤモンドを、ベストな形でリモデルすることができました。

 

 

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いかがだったでしょうか。

 

三番目にご紹介したS様の事例のように制作過程で当初の予定を変更して完成させるケースは、実は珍しいことではありません。既に完成している商品と違い一からデザインを起こして作り始めるオーダーは、実際に作業を進行してみないとどうなるかわからない部分が多いのです。

特に細かい部分の厚さや太さ等は、事前のお打ち合わせで「実際のバランスを見ながら作ります」とお伝えすることも。予め細かく指定するより、ある程度は実際に作る職人の手や勘を頼るほうがベストな形に仕上がりますので、どうかこれまでの実績を信頼してお任せいただけますと幸いです。

もちろん、お客様の理想を叶えるために必要なことは事前にしっかりヒアリングさせていただきますのでご安心くださいませ。

 

 

 

ジュエリーは、そこに込められた想いと共に永らく受け継ぐことのできるものです。

今回ご紹介した3名の皆様も、ご家族の想いが込められたジュエリーをご自身で身に着けたいとご依頼くださりました。それらには言うまでもなく新品には持ちえない価値があります。

勿論そのまま使い続けるのも素敵ですが、何十年という時を経てどうしてもデザインの鮮度が落ちてしまう事もあります。家族には似合っていたものが自分にはしっくりこない、ライフスタイルに合わないと感じる方もいらっしゃいます。

そんなジュエリーの宝石を生かすよう、humの感性でひとつひとつデザインして制作するのがremodelです。

受け継がれる意味を含めた価値や尊さはそのままに、新しいカタチに生まれ変わらせることができるのは、ジュエリーならではの魅力であるといえます。

 

 

つい最近、代表の貞清が「リモデルとかフルオーダーを作っていてしんどいと思ったことが無いし、むしろ楽しい。」と話していました。

オーダーメイドで一点一点ジュエリーを作っているhumでは、オーダーしてくださる方の数だけストーリーが生まれます。

中でもリモデルやフルオーダーは、ご依頼主様の為だけにお作りする特注品。技術を信頼していただき世界にひとつしかない作品を制作できるというのは、職人にとってこの上なく光栄で喜ばしいことなのだと思います。

 

もし、ご依頼主様やそのご家族にとってかけがえのないジュエリーをhumにお任せいただけるのなら、真心を込めてご期待にお応えする所存です。ぜひご相談くださいませ。

 

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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